vol.42
店舗や施設の匂いと香りに関する
調査を実施しました。
外出先の店舗や施設でふと感じる
匂いや香りに関する調査を実施しました。
今回は、“不快”に感じた匂いに関する
調査データを紹介します。


※匂い…意図せず発生している嫌なニオイ
Q. 外出先の施設や店舗で
匂いが気になる点は?


外出先の施設や店舗における悪臭は
9割が気になると回答
外出先の施設や店舗で、意図せず発生している嫌な匂いが気になると回答した人は93%となりました。
「不快・気になる匂い」を感じた場所は、トップがスーパーで77.5%、次いで飲食店74.7%となりました。食品に関する場所で「不快・気になる匂い」を感じる人が多いことが分かりました。
Q. 場所別の不快な匂いは何ですか?

場所別の「不快・気になる」匂いでは、スーパー・飲食店では、食品に関する匂いとトイレの匂いで共通しています。ホテル・旅館では、カビやほこりの匂い、たばこの匂いが気になるとの回答が多くなりました。
Q. 不快な匂いを感じた時の
印象を教えてください

宿泊施設で不快な匂いがすると
「利用を控える」のは約7割
不快な匂いを感じたときに、ホテル・旅館において他の場所よりも印象が悪化する割合が高いことが分かりました。特に「利用を控える」と回答した人はホテル・旅館以外の場所では5~6割なのに対し、ホテル・旅館では約7割となりました。宿泊施設では、滞在時間がスーパーなどと比較し長くなることから、不快な匂いが宿泊者に与える影響はより一層大きくなるものと思われます。カビやほこりの匂いは健康を害する心配を与えることもあるため、他の場所よりも印象が悪化する可能性が高くなるのではないでしょうか。
まとめ
匂い対策は顧客満足度向上の鍵
本調査結果から、外出先の施設や店舗における匂いが顧客体験に大きな影響を与えることが明らかになりました。9割以上の人が悪臭を気にすると回答し、特にスーパーや飲食店では食品関連の匂いとトイレの臭気が問題となっています。一方、ホテルや旅館ではカビ、ほこり、たばこの匂いが課題です。不快な匂いは顧客の利用頻度や印象に直接影響を及ぼし、特に宿泊施設では約7割が利用を控えると回答しています。各業種の特性に合わせた効果的な匂い対策を講じることで、顧客満足度の向上とリピーター獲得につながり、ひいては事業の成功に結びつくことが期待されます。
アンケート調査概要
- ●調査期間:2024年12月13日(金)~12月17日(火)
- ●調査地域:全国
- ●調査対象:男女 20~69歳
- ●有効回答数:400サンプル
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