vol.44
店舗や施設の匂いと香りに関する
調査を実施しました。
外出先の店舗や施設でふと感じる
匂いや香りに関する調査を実施しました。
今回は、店舗や施設などが空間演出のための
香りが来訪者に与える印象について
調査データを紹介します。


Q. 空間演出のための香りを施している
店舗や施設の印象は?

空間に香りを施している
店舗や施設は好印象 !
店舗や施設がディフューザーなどで空間演出のために施している香りは、来訪者に様々な好印象を与えていることが分かりました。
リピート意識につながるか聞いてみました。
Q. 香りを施している店舗や施設に対して
リピート意識につながりますか?

空間に香りを施している
店舗や施設への
リピート意識は7割
店舗や施設が空間演出のために香りを施すことは、来訪者にとって大きな魅力要素となっています。調査結果によると、全体で70.0%の人が香りを施している店舗や施設に対してリピート意識があると回答しました。特に女性では74.5%がリピートを考える傾向があり、年代別では20代から50代までの女性が特に高く、80%や75%と高い割合でリピート意識を持っています。この結果は、香りが顧客との強い絆を築く上で重要な役割を果たしていることを示しています。
Q. 好印象と感じた時の
香り方を教えてください

好ましい香り方は
“ほのかに香る”を意識して
今回の調査では、好印象な香り方として“ほのかに香”程度と考える人が多いという結果になりました。例え良い香り成分でも、常に香りを感じるほどの強さで香っていたら、気分や体調を害してしまうことは容易に想像がつきます。嗅覚の感度は個人差が大きいですが、“ほのかに”香る程度や空気の流れとともにふと香る程度を意識して、香りを施すことでより多くの来訪者が心地よく過ごせる空間作りにつながるものと思われます。
Q. 香りを施すのに
ふさわしくない場所はどこですか?

食に関連する場所に
香りを施すのはふさわしくない
香りを施すのにふさわしくないと思う場所は、 “食に関連する場所”と考える人が多いという結果になりました。飲食店や食品売り場で空間演出のために香りを放出する店舗は極めて稀であると思いますが、複数の店舗が連なる商業施設や商店街のような場所では香りが自店の外に広がる可能性がないか考慮する必要があるでしょう。
また、小さなお子様やペットが過ごす可能性がある場所は、保護者が香り成分の安全性などの心配を抱くことがないよう配慮が必要であるといえます。
まとめ
香りが創り出す好印象と魅力
店舗や施設における香りの活用が、来訪者にどのような印象を与えるかについての調査結果をまとめました。香りを施すことで、リラックス感や清潔感、気分の向上など、多くの好印象を得ることができます。また、香りがリピート意識に大きく影響し、特に女性では高率でリピートを考える傾向があります。好ましい香り方としては「ほのかに香る」ことが重要であり、香りを施すのにふさわしくない場所としては「食に関連する場所」や「小さなお子様やペットがいる場所」が挙げられました。これらの結果から、香りが顧客体験を向上させる重要な要素であることが明らかになりました。
アンケート調査概要
- ●調査期間:2024年12月13日(金)~12月17日(火)
- ●調査地域:全国
- ●調査対象:男女 20~69歳
- ●有効回答数:400サンプル
調査に関するお問い合わせは
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