ホーム > 調査 > アカデミーリサーチ vol.45 飲料水に関する意識調査“飲料水の安全性篇”

アカデミーリサーチ

vol.45

家庭の飲料水について
調査を実施しました。

家庭の飲料水に対する安全性などの
意識について調査を行いました。
今回は特に“安全性”に関する
懸念点について、
調査結果をご紹介します。

匂いと香りに関する調査“香りのトレンド篇” 飲料水に関する意識調査
まずは飲料水の安全についてどのような懸念があるのか聞いてみました。

Q. 飲料水の安全性について
どのような懸念がありますか?

水道水の安全性に関する主な懸念点 年齢が高くなるにつれて、水道劣化による赤さびや不純物の混入を懸念している

飲料水の安全性は
56.4%が懸念している!
「水道管劣化による赤さびや
不純物の混入」がトップに

飲料水の安全性に関して懸念があると回答した人は全体の56.4%(懸念はない43.6%)となりました。その内容は、「水道管劣化による赤さびや不純物の混入」がトップとなり、次いで「水道水消毒による塩素の過剰使用(残留塩素)」「PFASなどの有機フッ素化合物の混入」と続きます。全体に比べ60代は、「水道管劣化による赤さびや不純物の混入」が気になると回答した割合が高くなりました。他の年代と比較して住まいの築年数が高いことなども影響しているのかもしれません。

次に、家庭で利用している飲料水について聞いてみました。

Q. 家庭で利用している
飲料水について教えてください。

家庭で利用している飲料水ランキング

家庭の飲料水は“水道水”がTOP!
市販のお水利用は約3割

家庭で利用している飲料水は、「水道水をそのまま」が37.6%となりトップ、次いで「市販の天然水・ミネラルウォーター・ナチュラルウォーター」が30.3%となりました。「蛇口に取り付けるタイプの浄水器を通した水道水」は16.6%となりました。「水道水をそのまま」利用すると回答した人の居住地別では、都市部(1都3県、愛知、大阪、福岡)では33.5%、それ以外の地域では43.8%となり、居住地の取水源や浄水方法なども水道水を飲料水として利用するかどうかに影響があるのかもしれません。

水道水をそのまま飲み水として利用しないと
回答した人にその理由を聞いてみました。

Q. 水道水をそのまま飲み水として
ご利用になられない理由を教えてください。

 水道水をそのまま飲み水として利用しない理由ランキング  市販の飲料水購入時の重視点

水道水を直接飲まない理由
1位は味、2位は気分!?
市販の飲料水は価格重視

水道水をそのまま飲み水として利用しない理由は、「美味しくないから」が36.8%でトップ、次いで「気分的に抵抗を感じる」が29.2%、3位は僅差で「カルキ臭のような匂いが気になるから」が28.5%という結果になりました。市販の飲料水を購入するときに重視する点としては「価格」が63.8%となり、次いで「美味しさ・味」が56.0%という結果になりました。

まとめ

日本の水道水は世界的にも安全性が高いといわれていますが、最近ではフッ素化合物などの問題やインフラの老朽化などのニュースを目にすることも多くなりました。今回の調査では約6割の人が安全面に懸念を抱いていることが分かりました。しかし、家庭における飲料水は“水道水”が一番多いという結果になりました。水道水を直接飲まない人は安全面よりも“味”に不満があることが分かりました。

アンケート調査概要

  • 調査期間:2025年3月3日(月)~3月6日(木)
  • 調査地域:全国
  • 調査対象:男女 20~69歳
  • その他の条件:飲料水で水分補給する人 ※水以外で水分補給する人は対象外
  • 有効回答数:400サンプル/SC 5,269サンプル

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