vol.48
ハウスクリーニングを利用しない“未利用層”に関する調査結果に焦点を当てると、ハウスクリーニングの捉え方やサービスや業者に関する情報不足といった課題が見えてきました。
“必要性を感じない”が最大の壁
ハウスクリーニングを利用しない“未利用層”の約56%が利用しない理由として「費用が高く感じるから」と回答し、次いで「どのような業者を選べばいいかわからない」(約33%)が続きました。さらに「業者に依頼するほど汚れているとは思わない」「掃除は自分でできる範囲で十分」といった“必要性そのものを感じていない”という声も。
“安心感”と“情報不足”が利用のハードル
“未利用層”の約3割以上が「どの業者を選べばいいかわからない」と感じており、特に女性では「自宅に他人が入ることに抵抗がある」傾向が高く見られました。信頼できる業者選びやプライバシーへの配慮が、利用促進のカギとなりそうです。
ハウスクリーニング市場は成長を続けていますが、実際には多くの人がまだ一度も利用したことがありません。未利用層の存在は、潜在的な成長機会ともいえます。ハウスクリーニングを利用しない理由には、年代ごとに異なる価値観や生活スタイルがあります。ここでは、未利用層を年代別に分析し、それぞれの特徴を紹介します。
1.
若年層(20~30代)
費用感の壁が大きい
若年層では「費用が高く感じるから」が未利用理由のトップ。特に20代・30代はハウスクリーニングを“贅沢”と捉える傾向が強いようです。
また、情報収集力は高く、インターネット検索や比較サイトの利用率は高いものの、必要性を感じにくく、「自分で掃除できる」「業者に頼むほどではない」と考える人が多いのも特徴です。
2.
中年層(40~50代)
“どの業者を選べばいいかわからない”が課題
40代・50代では「どのような業者を選べばいいかわからない」が未利用理由として目立ちます。家族や仕事で忙しい世代ですが、信頼できる業者選びに不安を感じている様子がうかがえます。
必要性の認識は分かれる
子育てや共働き世帯では「時短」ニーズが高まる一方、「掃除は自分でできる範囲で十分」と考える層も一定数存在します。
3.
シニア層(60代以上)
“他人を家に入れる抵抗感”が強い
60代以上では「自宅に他人が入ることに抵抗がある」「業者に依頼するほど汚れていない」といった理由が高くなっています。プライバシーや安全面への配慮が、利用の大きなハードルとなっています。
口コミや知人の評価を重視
年齢が上がるほど「実際に利用した知り合いの評価が良いこと」を重視する傾向が強く、信頼や安心感が利用の決め手となることが多いです。
まとめ
ハウスクリーニングの未利用層は、「費用感」「必要性」「安心感」の3つが大きな壁となっています。サービス事業者は、料金の明確化やスタッフ教育の見える化、体験談や口コミの発信などを通じて、“プロに頼む価値”と“安心感”を具体的に伝えることが、利用拡大のヒントとなりそうです。
アンケート調査概要
- ●調査期間:2025年9月2日(火)~9月4日(木)
- ●調査地域:全国
- ●調査対象:男女 20~70歳
- ●有効回答数:400サンプル
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