vol.52
雨の日に店舗や施設を訪れた際、「滑りそうで危ない」と感じた経験がある人は少なくありません。今回の調査では、施設利用者が床の安全性や清潔さをどのように感じているのか、また転倒や滑りに対してどのような意識を持っているのかを調査しました。
雨の日は多くの人が足元を気にしている
店舗や施設のエントランスの床について、普段どの程度気にしているかを調査しました。
その結果、日常時に床の清潔さや安全性を「気にする」と回答した人は5割半ばだったのに対し、雨天時には8割半ばまで上昇しました。特に「非常に気にする」と回答した人は、日常時の2倍近く増加しており、雨の日には利用者の床に対する意識が一気に高まることが分かりました。
続いて、どのような床の状態に危険や不安を感じるのかを尋ねたところ、「濡れた床」が最も高く、約9割が危険や不安を感じると回答しました。また、「非常に危険・不安を感じる」と回答した人も半数にのぼり、多くの人が濡れた床に対して強い警戒感を抱いていることが分かりました。さらに、「べたついている床」についても8割半ばが危険や不安を感じると回答しており、滑りへの懸念だけでなく、清潔感や管理状態への不安も表れていると考えられます。
エントランスの濡れた
床、転倒・滑りは身近なリスク
店舗や施設のエントランスで濡れた床が原因となり、「転倒しそう・滑りそうになったことがある」人は6割超、「滑ったことがある」人は4割超となりました。また、実際に転倒した経験がある人もみられ、「あてはまるものはどれもない」と回答した人は17.0%にとどまりました。
多くの人が滑りや転倒に関する経験を持っており、エントランスの床面は利用者にとって身近な安全課題であることがうかがえます。
さらに、滑ったり転倒したり、あるいは滑りそうになった経験の要因では、「雨天時の水濡れ」が約6割と突出して高い結果となりました。
雨の日は床の状態が変化しやすく、利用者は足元に不安を感じやすいようです。施設を利用する際の安心感にも、床の状態が少なからず影響していることがうかがえます。
利用者が安心できる安全対策とは
施設のエントランスでどのような安全対策があると安心できるかを尋ねたところ、「マット設置」が8割半ばと最も高く、「水滴の拭き取り」や「滑り止め加工された床材の採用」も8割を超えました。利用者は転倒リスクを軽減する対策に高い安心感を抱いていることが分かります。
上位に挙がった対策はいずれも利用者の目に見えやすいものでした。安全対策は事故防止だけでなく、「きちんと管理されている施設」という安心感にもつながっていることがうかがえます。
まとめ
今回の調査から、雨の日は多くの利用者が施設の床の安全性や清潔さを強く意識していることが分かりました。特に「濡れた床」は危険や不安を感じる人が多く、滑ったり転倒したり、あるいはヒヤリとした経験を持つ人も少なくありませんでした。
また、利用者が安心感を抱く対策としては、「マット設置」や「水滴の拭き取り」、「滑り止め加工された床材」が上位に挙がりました。利用者は事故防止だけでなく、「滑りにくそう」「きちんと手入れされていそう」と感じられる環境に安心感を抱いているようです。
雨の日に施設を利用する際、床の状態は多くの人にとって気になるポイントの一つとなっています。利用者にとっては、転倒リスクが少ないことだけでなく、安全性への配慮が見えることも安心感につながっているのかもしれません。
アンケート調査概要
- ●調査期間:2026年3月27日(金)~3月31日(火)
- ●調査地域:全国
- ●調査対象:男女 20~60歳
- ●有効回答数:200サンプル
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