ホーム > 調査 > アカデミーリサーチ vol.53 “施設管理者に聞く床管理の実態”

アカデミーリサーチ

vol.53

床の安全対策と転倒・滑りに関する調査 施設管理者に聞く床管理の実態

前回の施設利用者調査では、多くの人が雨の日の床に危険や不安を感じていることが明らかになりました。そこで今回は施設管理者を対象に、雨天時の床管理に対する意識や日頃の取り組み、課題について調査を実施しました。

雨の日の床管理は重要な課題

施設管理者にエントランス床の清潔さや安全性について尋ねたところ、日常時に「気にする」と回答した人は約5割だったのに対し、雨天時には7割半ばまで上昇しました。特に「非常に気にする」と回答した人は雨天時に大きく増加しており、多くの管理者が雨の日の床管理を重要な課題として認識していることが分かります。
雨天時は床が濡れやすくなるだけでなく、転倒事故や施設の印象にも影響します。利用者が安心して施設を利用できる環境を維持するために、管理者は日常時以上に床の状態へ注意を払っているようです。

ご自身が管理する店舗・施設の入口の床について、清潔さや安全性をどの程度気にしていますか?

雨天時ならではの課題とは

雨天時の困りごとを尋ねたところ、「床面の汚れ(足跡や持ち込まれた砂・泥)」が最も高く、「清掃方法やタイミング」、「湿気やカビ(半渇きの臭い)」などが続きました。
また、傘立て・傘袋に関するトラブルや塗装・滑り止め等の劣化、窓ガラスの汚れや結露なども挙がっており、施設によってさまざまな課題を抱えていることがうかがえます。
雨の日は来訪者によって雨水や汚れが持ち込まれやすく、床の状態が短時間で変化します。そのため、施設では清掃や点検を行いながら、安全で快適な環境づくりに取り組んでいるようです。

ご自身が管理する店舗・施設で、雨の日に困っていることをすべてお選びください。

利用者の安心につながる取り組みとは

現在実施している床の安全管理対策について尋ねたところ、「こまめな清掃・水滴の拭き取り」が最も高く、「レンタルマットの設置」や「傘立て・傘置き場の整備」なども上位に挙がりました。また、傘袋スタンドの設置や定期的な巡回・点検など、多様な対策が実施されていることが分かります。
前回の施設利用者調査では、「マット設置」や「水滴の拭き取り」に高い安心感が寄せられており、施設管理者が実施している対策は利用者の安心にもつながっていると考えられます。
利用者が安心して施設を利用できる環境づくりのためには、設備面だけでなく、日常的な清掃や点検を継続していくことが重要といえそうです。

ご自身が管理する店舗・施設の入口で、床の安全対策として実施していることをすべてお選びください。

まとめ

今回の調査から、施設管理者の多くが雨天時の床管理を重要な課題として認識していることが分かりました。雨の日は床面の汚れや清掃のタイミング、湿気やカビなど、施設ごとにさまざまな課題があることもうかがえます。
また、施設では「こまめな清掃・水滴の拭き取り」をはじめ、「レンタルマットの設置」や「傘立て・傘置き場の整備」など、多様な対策が実施されていました。前回の施設利用者調査でも、こうした対策に高い安心感が寄せられており、施設管理者の取り組みは利用者の安全や安心につながっていると考えられます。
雨天時の床管理は、施設の安全性や快適性を維持し、利用者が安心して施設を利用できる環境づくりを支える重要な取り組みといえそうです。

アンケート調査概要

  • ●調査期間:2026年3月27日(金)~3月31日(火)
  • ●調査地域:全国
  • ●調査対象:男女 20~60歳
  • ●有効回答数:200サンプル

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